この一枚

カラヴァッジョ

イタリア人のバロック画家で光と陰の対比が際立った画家です。光と陰により描かれる人物の圧倒的な存在感は本当に見る人の心をわしづかみするという印象です。今回紹介するのは、「洗礼者ヨハネの斬首」です。これはマルタ島のヴァレッタにある聖ヨハネ准司…

フェルメール2

今回も前回に続きフェルメールを紹介します。 人物画は女性画が多いのですが、あえて地理学者を選びたいと思います。 占星学者と対の作品ですが、こちらの方が色鮮やかで、光の美しさを感じる作品です。

フェルメール

関西ではマウリッツハイス美術館展、エルグレコ展、シャガール展、大エルミタージュ美術館展と豪華な美術展が目白押しです。マウリッツハイス美術館展のやはり売り物はフェルメール。私も駐在時代はデンハーグまで「デルフトの眺望」を見に行きました。今回…

スーラ

スーラは19世紀のフランスの画家で新印象派の創始者であり、点描表現を用い、新たな表現様式を確立した画家で有名です。前回紹介したピサロとほぼ同時代の人です。 「グランド・ジャット島の日曜日の午後」はあまりに有名な点描画の大作です。今回はスーラの…

ピサロ

今回はカミーユ・ピサロです。カリブ海のセント・トーマス島出身のフランス人で、印象派の巨匠の一人です。風景画だけでなく農民を題材にした絵画も多く、点描画にもチャレンジするなど、作品は多彩です。この夏には神戸で「ピサロと印象派展」という展示会…

ゴヤ

今週はゴヤです。スペイン絵画の巨匠で、宮廷画家として多くの肖像画を描きました。 子供の頃初めて行った絵画展がゴヤでした。子供の頃ですが絵画を見るのは退屈でした。ただその中で、黒い絵シリーズの我が子を喰らうサトゥルヌスはその怖い絵からずっと印…

ターナー

美術館めぐりが大好きです。そこで、折に触れて自分のお気に入りの絵を一枚紹介していきたいと思います。ターナー イギリスの18世紀末から19世紀にかけてのロマン主義の画家です。ジョセフ・マロウド・ウィリアム・ターナーというのが本名だそうです。風景画…