2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

会計と経済性工学を勉強しよう その6

株式会社の仕組みは18世紀末からはじまった産業革命で飛躍的に発展していきます。産業革命により、産業の中心となる工場設備や鉄道施設といった固定資産の建設には巨額の資金が必要となりました。多くの人々から資金を集めることができる株式方式は最適なし…

会計と経済性工学を勉強しよう その5

さらに、前回のケースの続きです。売上高 1000万ポンド 費用 510万ポンド 利益 490万ポンド「ひとり70万ポンドにしかならないじゃないか。でも、新しいやつが入るんだったら、とりあえず最初の出資した金の700万ポンドは手をつけずにおいて、…

会計と経済性工学を勉強しよう その4

師走の諸事情ですっかり忙しくなかなか更新できません。 とりあえず、ノルマのコラムを載せたいと思います。では、前々回のケースの続きです。「随分とあてがはずれたぜ。」チコはぶつぶつと文句を言う。横ででぶっちょのハーポもうなずく。 2回の航海が終え…

会計と経済性工学を勉強しよう その3

財務諸表と株式会社の成り立ちについてお話したいと思います。 前々回でも記載したとおり、貿易会社が株式会社の始まりです。一方会計の基本は複式簿記であり、イタリアではじまったと言われています。15世紀にイタリアのパチオリが体系的に整理したのがはじ…