EU気質

日本人は欧米というくくりをすぐしますが、欧州と米国はかなり異なります。欧州でも随分違いがあります。そもそも言葉自体が違いますし、民族も国家の形態も多様です。ビジネスで欧州を見る場合も、欧州をひとつの市場と見るよりは、いくつかのセグメントに分かれた市場と見るのが望ましいと思います。これも法規制や制度、嗜好といったことで、産業毎に市場の区分けが違うからなかなかやっかいです。

欧州の違いを見るひとつの例は、観光地での絵葉書。EUの絵葉書の中にEU気質を書いた有名なものがあります。その内容を訳すと以下のようになります。

絵葉書で見るEU気質
アイルランド人のようにいつもしらふで、イギリス人のように料理が上手で、フランス人のように謙虚で、イタリア人のように秩序正しく、ドイツ人のようにユーモアを解し、オランダ人のように気前よく、ベルギー人のように必要なときにいつもいて、デンマーク人のように思慮深く、スウェーデン人のように融通が利き、フィンランド人のようにおしゃべりで、スペイン人のように地味で、ポルトガル人のようにメカに強く、オーストリア人のように忍耐強く、ルクセンブルク人のように有名で、ギリシャ人のように組織化されている」