スポーツの街とオリンピック強化

ロンドンオリンピックは過去最高のメダル獲得で終了しました。何よりも幅広い競技でメダルを獲得できたことが本当に良かったのではないかと思います。パラリンピックも前回の北京よりもメダル獲得数は少なくなりましたが、何よりも参加された方がイキイキしており、健闘したのではないかと思います。

日経がロンドンオリンピック期間中にオリンピック強化のアンケートをとっていました。私自身も参加しましたが、個人的にはメダルがとれる競技に特化することなく、幅広く助成して欲しいと思います。国威向上を狙った国々のように、それだけしかできないような人を育てるのではなく、本当に自分がやりたい競技を選び、自発的な活動に支援を贈りたいと思います。スポーツに限らず、数学オリンピックや化学、物理、生物といったオリンピックなど、様々なジャンルでサポートできればいいなと思います。世界に競争していけるのは、子供たちに夢を与え、活気につながる活動であり、閉塞した社会を打ち破ることが期待できます。

ひとつの取り組みとして、地域がマイナーなスポーツを選択し、オリンピック競技もできる競技場を整備し、国の助成や企業の助成と共にオリンピック選手を育成するような仕組みを作ってはどうでしょうか?町おこしにもつながり、その地域の誇りや夢につながっていくと思います。大きな箱物にはせず、ソフト面も含めた一過性に終わらない取り組みが必要です。青森がカーリングの街として活動しているのはひとつの例であり、時間をかけて息長く育てて欲しいものです。