おすそわけ 松田さんの活動

「おすそわけの精神」
はじめにの中で質問家松田さんの「おすそわけの精神」(日経ビジネスオンライン「質問家 松田充弘の「しつもん仕事術」入門」より 2012年6月21日掲載)というコラムを紹介しましたが、多くの方がご存じないと思いますので、コラムの内容をもう少し詳しく記すとともに、コラムの中で松田さんがあげた質問を掲載しておきます。皆さんも是非考えてみてください。

http://mahoq.jp/mm/about.html

以下、コラムより抜粋
おすそわけの精神は、仕事でも大いに役立ちます。この場合、おすそわけするのは「モノ」ではなく、あなたの「能力」です。能力のおすそわけというと、能力が群を抜いたレベルにないといけないと思うかもしれませんが、そうではありません。あなたがパソコンの操作に詳しくて、ソフトの設定に悩んでいる同僚や上司にやり方を教えてあげるのも、おすそわけです。つまり、プロのレベルには全然達していないけれど、初心者に比べれば能力が高いと思えるようなことがあれば、それがあなたの強みであり、おすそわけの対象になり得る能力なのです。
 ここで質問です。あなたがおすそわけできることが明確になるかもしれません。

Q「最近、どんなことで人から感謝されましたか?」

そして、松田さんは次のように続けています。
 おすそわけは、何かを与えるけれど見返りを求めません。こうした無償のやり取りが、人間関係を円滑にして、結果的にビジネスを成功に導くのです。

全文は下記URLで読むことができます。http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20120614/233342/

この「おすそわけの精神」は、日本の強みのひとつではないかと個人的に思っています。海外で長らく業務したあと帰任して日本で働きだしたとき、日本の女性社員からさりげなくすっかりシステムが変わってしまった経費処理の仕方を自発的に教えてもらえることなどに遭遇すると、本当にうるうるしてしまいます。海外では質問しても、「それは私の業務範囲外ですから」、という回答されることも少なくなかったからです。

しつもん仕事術

しつもん仕事術


別の記事ですが、日本はこの20年低成長にあえいでいるが、唯一サッカーは順調に成長してきているという記事を読んだことがあります。最近の日本代表のサッカーにおいても個人レベルが上昇したのが大きな要因ではありますが、チームとして機能していくために個人がチームに貢献する、そこに日本の良さと強みがあると海外生活を経験するとしみじみと思います。

最後に松田さん自身のおすそわけ精神として、学校での質問の授業を実践されているとのこと。その中で、高校生に上述した質問を聞かれているとのことです。