MBAで何を学ぶか その3

「ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門」
MBAをもう少し詳しく学ぶためには、早稲田大学ビジネススクールが書いた「ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門」がお奨めです。本を売る構成上仕方がないのですが、「戦略」が前半に書かれ、「オペレーション」の視点は後半部分にダイジェスト的に書かれているのが少し残念です。順番としては逆に学んでいくことが大切ではないかと思います。対象としては、ある程度会社の経験のある20代後半から30代前半が対象なのかなという印象を持ちました。

この本の中で、「インターナル・マーケティング」の章はMBA関連の書物としてはあまり取り上げない視点であり、個人的には秀逸だなと感心しました。「オペレーション」の章で最近のビジネスキーワードのひとつである見える化も重要な視点として含まれており、オペレーションへの配慮ができていると思います。

「世界最強の教育機関ハーバートビジネススクールは何をどう教えているのか」
私が若い頃は「世界最強の教育機関ハーバートビジネススクールは何をどう教えているのか」(フランシス・J・ケリー、ヘザー・メイフィールド・ケリー著:経済界)確かスタンフォード大学編だったと思いますが、「経営学」といった本を読んだ覚えがあります。最近はこのようなMBAの概説書や経験談も増えてきており、どのようなことを学ぶのかを理解する上で有用なのではないかと思っています。

今後は、全般的な視点のコラムも書きつつ、「スキル」、「マネジメント」、「リーダーシップ」、「戦略」、「土台」という5つの視点から思いつくテーマで書いていきたいと思います。なお、後付になりますが最初にシリーズで書いた「考えること」は土台の部分と思っています。
「自分で考えること」すべてはそこが基本です。

ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門

ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門